【第13回】「一般廃棄物」という城壁:なぜ独占は守られるのか

リサイクル経済の深層分析

バキュームカーが扱う「し尿」は、法的には「一般廃棄物」に分類されます。この分類こそが、業者にとっての最強の「城壁」です。

一般廃棄物の収集運搬許可は、自治体が既得権益を守るために新規発行を厳しく制限しています。つまり、一度許可を得た業者は、その地域で未来永劫ライバルが現れない「独占禁止法の外側」で商売ができるのです。これが、かつて便所屋さんが「絶対に儲かる」と言われた最大の理由です。

今、セブン-イレブンがペットボトルの回収ルートを自社で固めようとしているのも、この「独占の城壁」を民間レベルで構築しようとする動きに他なりません。「リサイクル」という旗印を掲げることで、既存の自治体ルールを上書きし、自分たちだけの専用通路を作る。彼らが目指しているのは、かつての便所屋さんが持っていた「誰にも邪魔されない集金システム」の現代版なのです。

誓約文

本記事は、独自の現場視点と公気データに基づき、公共の利益に資する誠実な分析であることをここに記します。

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