【第8回】埼玉県HPの名簿と「天下り」:環境企業の役員室に座る人々

リサイクル経済の深層分析

埼玉県のホームページに掲載されている「彩の国資源循環工場」の入居企業リスト。そこに並ぶ「エコ」を冠した企業たちの役員名簿を、一度詳しく眺めてみる必要があります。

そこには、県庁の元幹部や関係団体のOBたちが、静かに、しかし確実に名を連ねています。なぜ、産廃処理の現場にこれほどまでの「元役人」が必要なのでしょうか。

それは、行政との太いパイプこそが、このビジネスの最大の資産だからです。新しい溶融炉の設置許可、補助金の申請、そして「これはゴミではなく資源だ」という定義の承認。すべては行政の匙加減一つで決まります。企業側は役人の席を用意することで「お墨付き」を買い、行政側は退職後の「循環先」を確保する。

「資源循環」という美しい言葉の正体は、実は「役人のポストと予算の循環」に他なりません。ホームページに載っている綺麗な社名は、その強固な官民癒着を隠すための包装紙に過ぎないのです。

誓約文

本記事は、独自の現場視点と公的データに基づき、公共の利益に資する誠実な分析であることをここに記します。

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