【第7回】帰り便の「有価物」:物流の隙間に潜む不透明なコスト

リサイクル経済の深層分析

コンビニの店頭で回収されたペットボトルは、どのようなトラックで運ばれているのでしょうか。実は、ここにも巧妙なコストマジックが隠されています。

お弁当や商品を店舗に届けた帰りのトラック。本来なら空で戻るはずのこの「帰り便」に、回収したボトルを積み込むのです。これだけ聞くと効率的な物流に見えますが、問題はその「中身の定義」にあります。

もしこれが「ゴミ」であれば、産廃運搬の厳しいルールが適用されます。しかし、行政と「有価物(資源)」として定義を握り合っていれば、通常の物流網として処理できてしまいます。運賃が資源の価値を上回る「逆有価」の状態であっても、グループ内での内部取引や行政からの補助金で赤字を補填すれば、表面上は「価値のある荷物」として振る舞い続けることができます。

この不透明な物流こそが、監視の目を逃れるためのブラックボックスです。私たちが「エコ」だと思って見送るトラックの荷台では、法律の境界線が都合よく書き換えられているのです。

誓約文

本記事は、独自の現場視点と公的データに基づき、公共の利益に資する誠実な分析であることをここに記します。

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